Ｌ（エル）役の三浦宏規にインタビュー！初演から10周年を迎え、さらなる伝説の幕開けとなる『デスノート THE MUSICAL』

TALENTED

Oct 17

L役との共通点

以前より演じたかったというL役のイメージを、お聞かせください。

奇人、変人、天才……なんとも表現しがたいけれど、なぜかカッコいいキャラクターみたいなイメージで言われる役。なぜ、そう見えるんでしょうか。実は、別にカッコよくないのに（笑）。

椅子に足を乗せて座って、お菓子しか食べず、でも何だかLが魅力的に見えるのは、天才すぎるがゆえの孤独であったり、目的達成の為の冷徹さであったりします。でも、人間の温かさのようなものを彼なりに持っている感じがどこか絶対に出ていて、隠しているだけなのかもしれません。ちょっと可愛いところがあって人間味もあり、仕事は凄くできる、そういったものを含めて魅力を感じます。

その魅力がすべて伝わりそうですが、三浦さんご自身が演じるL役の想像は？

Lは大きいので、フィジカルな要素は自分にあるかもしれません。２人のライトが割と小柄なので、僕の方がたぶんデカいですね（笑）。

ビジュアル撮影時のエピソードは？

かなり試行錯誤して、撮影しました。猫背になると、Lらしくなるのですが、僕はかなり肩幅があるので、苦労しました。原作漫画のように、意外と綺麗にいかないポーズでした。人はあまりこういう風には座らないので、見栄えの良さも難しく、何度もいろんなパターンを撮り直して、出来上がりました。

僕の中のイメージや情報で、なるべく想像して近づこうと思って撮影しましたが、稽古するうちに役の方が自分に染みついてくると思います。

初演オリジナルキャストの浦井健治さん、濱田めぐみさんと共演するお気持ちは、いかがですか。

やはり、嬉しいですね。めぐさんは、僕が初めて参加した『レ・ミゼラブル』（2019年）以来で、６年ぶりになります。あの時は愛称で呼んでくれましたが、もう呼んでもらえないかな（笑）。浦井さんは、今回の発表があったときもお仕事で一緒にいて、たくさん舞台で絡みがある関係だと思い込んでいたらしく、残念がっていました（笑）。おふたりとも仲良くしていただいて、お世話になっているので、この舞台で再会できることが喜びです。

フランク・ワイルドホーンの音楽

この作品に限らず、フランク・ワイルドホーン作曲によるナンバーの印象は？

本当に、美しい音楽を作曲されると感じています。そういう意味では、『デスノート THE MUSICAL』の旋律は美しいのですが、棘のあるナンバーも多く、ワイルドホーン氏の作曲だけれど、少し特殊な感じを受けます。実際に歌うのは大変だと思いますし、初参加でまだ分かりませんが、大好きなナンバーばかりなので、あの素敵な音楽を歌えることが嬉しいですね。

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その日まで、舞台にずっと立ち続けたい　

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＜Information＞

『デスノート THE MUSICAL』

＜東京公演＞
期間：2025年11月24日～12月14日
会場：東京建物 Brillia HALL
※ツアー公演あり

公式HP
https://horipro-stage.jp/stage/deathnote2025/

キャスト
夜神月：加藤清史郎／渡邉蒼（ダブルキャスト）
L（エル）：三浦宏規
弥海砂：鞘師里保
夜神粧裕：リコ（HUNNY BEE）
死神レム：濱田めぐみ
死神リューク：浦井健治
夜神総一郎：今井清隆
ほか

スタッフ
原作：「DEATH NOTE」（原作：大場つぐみ作画：小畑健集英社ジャンプコミックス刊）
作曲：フランク・ワイルドホーン
演出：栗山民也

ジャケット、シャツ、パンツ
すべてKANEMASA PHIL.
(KANEMASA PHIL. 03-5784-1602)
※靴はスタイリスト私物

photo by 山崎あゆみ（Ayumi Yamazaki）http://ayumiyamazaki.com/
東京を拠点に建築、旅、人物と幅広いジャンルを撮影。

text by 鈴木陽子（Yoko Suzuki）
CS放送舞台専門局、YSL BEAUTY、カルチャー系雑誌ラグジュアリーメディアのマネージングエディターを経て、エンタテインメント・ザファースト代表・STARRing MAGAZINE 編集長。25ヶ国70都市以上を取材、アーティスト100人以上にインタビュー。

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