新国立劇場バレエ団 チャップリンの名作『街の灯』を世界初演

©Takeshi Kanou

1931年に誕生したチャールズ・チャップリンの名作映画『街の灯(City Lights)』を原作としたバレエが、世界で初めて誕生する。新国立劇場バレエ団の委嘱による新作として、2026/2027シーズンの開幕を飾る世界初演が、新国立劇場 オペラパレスで上演される。

1931年に公開された『街の灯』は、チャップリンが監督・脚本・製作・主演を務めたサイレント映画。放浪者(トランプ)と盲目の花売り娘を中心に、笑いと悲哀、そして無償の愛を描いた作品だ。不朽の名作映画を世界初のバレエ化するのが、イギリスの振付家アラスター・マリオット。最近では、新国立劇場バレエ団のために吉田都演出『ジゼル』のステージングと改訂振付を担当した。

©Takeshi Kanou

『街の灯』はサイレント映画でありながら、チャップリン自身が手掛けた音楽と効果音によるオリジナル映画音楽が使用された作品でもある。今回のバレエでは、その音楽をティモシー・ブロックがオーケストラのために新たに編曲。来日するブロック自身も指揮を務め、東京フィルハーモニー交響楽団による生演奏で作品を彩る。音楽はチャップリンの楽曲に加え、ホセ・パディーヤの『La Violetera』も演奏される。

放浪者(トランプ)役には奥村康祐、木下嘉人、水井駿介、石山蓮、盲目の花売り娘役には米沢唯、小野絢子、柴山紗帆、東真帆が配役されている。また、ナイトクラブのシーンでは、木村優里、福岡雄大、井澤駿、速水渉悟、渡邊峻郁らプリンシパルたちがムービースター役で出演。新国立劇場バレエ団の多彩なダンサーが、それぞれの役柄で魅力を発揮する。

チャップリンが描いた笑いと悲哀、そして純粋な無償の愛の物語。その名作『街の灯』が、どのような舞台になるのか。言葉を超えて身体で物語を伝えるバレエと、言葉がなくとも身体表現によって人物の感情を映し出したチャップリン作品。両者の本質における深い共鳴も、見どころのひとつだ。

 

新国立劇場バレエ団 / The National Ballet of Japan / 街の灯 / City Lights / チャールズ・チャップリン / Charlie Chaplin
アラスター・マリオット / 吉田都

2026/2027 シーズン 
昭和100年記念公演 
令和8年度(第81回)文化庁芸術祭主催公演

『街の灯』〈新国立劇場バレエ団委嘱作品・世界初演〉
City Lights 

公演期間:2026年10月23日~11月1日

会場:新国立劇場 オペラパレス
 

振付:アラスター・マリオット

原作:チャールズ・チャップリン

音楽:チャールズ・チャップリン / ホセ・パディーヤ『La Violetera』

出演:新国立劇場バレエ団

芸術監督:吉田都

公式サイト
https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/citylights/

 

text by STARRing MAGAZINE 編集部

 
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