大阪・関西万博 フランスパビリオンにて開催、オー・ド・フランス地方 来日記者発表会 «RÉGION HAUTS-DE-FRANCE»
オー・ド・フランス地方
グラン・プラス(大広場)のイルミネーション
©NICOLAS BRYANT
シャンティイ城
© Vincent Colin
ルーヴル・ランス美術館
© Philippe Chancel
アミアン大聖堂、光のショー「クロマ」
© Teddy Henin
フランス北部のオー・ド・フランス(Hauts-de-France)地方。国際的な注目が集まる大阪・関西万博の開催期間中に、その魅力を伝える記者発表会がフランスパビリオンで行われた。
美しい歴史建造物が見どころのオー・ド・フランス地方では、アミアン大聖堂、グラン・プラス、シャンティイ城、ルーヴル・ランス美術館などを訪れることができる。
フランスの至宝とも称されるリールとアミアンは、この地方を象徴する歴史と文化が薫る中心都市。
リールは、かつてフランドル伯領で、パリ、ブリュッセル、ロンドンとの交差路に位置するヨーロッパの十字路にある。グラン・プラス(Grand Place)には、フランドル・バロックの影響を受けた建造物が並ぶ。アミアンは、フランスを代表するゴシック建築の一つであるノートルダム大聖堂が大きな見どころとなる。
王室と芸術の魅力のある街シャンティイにある、壮麗な庭園とルネサンス様式の建築が特徴的なシャンティイ城(Chateau de Chantilly)は、フランスでも屈指の訪れるべき美しい城と称えられる。
史跡が現代建築に変容し地域再生したランスには、ルーヴル美術館のランス別館「もう1つのルーブル」である、ルーヴル・ランス美術館(Louvre-Lens)がある。ユネスコの世界遺産に登録されている炭鉱地帯の中心に、2012年にオープン。自然と文化が交わる空間では、鑑賞だけにとどまらず、いろいろなアプローチで芸術に触れる文化体験を提供している。
オー・ド・フランス地方のグルメは、350を超えるビール醸造所を擁するビール文化、シャンパーニュやチーズ、ホイップクリームでくるんでチョコレートをあしらったメルヴェイユやゴーフル、マカロンといった甘いものも有名だ。2025年ミシュラン2つ星を獲得したレストランもある。
ほか、手つかずの大自然が広がる絶景のオパール海岸や、アンリ・マティス美術館、文化的なイベントも。フランスらしいライフスタイルが満喫できる魅力をたくさん持つ地方だ。
Xavier Bertrand(グザヴィエ・ベルトラン、オー・ド・フランス地域圏議会議長)をはじめ、オー・ド・フランス地方観光局、ルーヴル・ランス、シャンティイ城の各代表者が来日
© Hirokazu Owada
2025年9月17日
オー・ド・フランス地方 来日記者発表会 ・懇親会
発表会開催の大阪・関西万博 フランスパビリオン 4階イベントスペース、フランスパビリオンの展示
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)
EXPO 2025 OSAKA, KANSAI, JAPAN
フランスパビリオン
フランスパビリオンのテーマは、「愛の讃歌」。互いの小指が結ばれている赤い糸の伝説を通じて、さまざまな「愛」に導かれるヴィジョン、日本への愛や敬意を表現している。
美や芸術を享受し、人生の意味を見つけ出し豊かさや健康を自己にもたらす「自分への愛」。フランスらしい多様な様式の「アール・ドゥ・ヴィーヴル(生活の芸術)」で、社会的に人間同士が繋がる「他者への愛」。常に幸福感とインスピレーションの源である「自然への愛」。
それらの愛が、美食、科学、モード、デザイン、芸術文化、景観が融合した世界観に表現され、展示室のテーマでもある“鼓動”が高鳴る、ときめきをもって展開される。
ロダンの作品「合わさる手」が展示室に置かれ、職人の手仕事や文化の“サヴォアフェール”に尊敬の念を込め、ルイ・ヴィトンのトランクがアーティスティックに囲む。
日仏の男女3人のダンサーがパリの空を背景に曲線を描くように踊る映像は、アンジュラン・プレルジョカージュ振付による「パ・ド・トロワ」。目には見えないが確かにある絆、ハーモニーを音楽と共に空中に描き出す。
フランスパビリオンは、大阪・関西万博の閉幕まで、未来に続く「愛」を来場者と共有していく。
<Information>
オー・ド・フランス地方観光局
ルーヴル・ランス
ドメーヌ・ド・シャンティイ
text by STARRing MAGAZINE 編集部
協力:フランス観光開発機構
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