「永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル ― ハイジュエリーが語るアール・デコ」芸術潮流のアール・デコを体感できる東京都庭園美術館で開催

ベルギーのブリュッセル万博で大きな注目を集めたコルレット、エジプトのファイーザ王女旧蔵(プラチナ、エメラルド、ダイヤモンド)

コルレット 1929年 ヴァン クリーフ&アーペル コレクション ©️Van Cleef & Arpels Collection

ロングネックレスのデザイン画 1929年 ヴァン クリーフ&アーペル アーカイブス ©️Van Cleef & Arpels Archives
(左)

ヴァン クリーフ&アーペルの広告 1929年 ヴァン クリーフ&アーペル アーカイブス ©️Van Cleef & Arpels Archives
(右)

(左から)リストウォッチ 1923年、イヤリング  1922年、ブレスレット 1920年、ブレスレット 1924年、ブレスレット 1926年、ブレスレット 1921年 (すべて)ヴァン クリーフ&アーペル コレクション ©️Van Cleef & Arpels Collection

コルレットのデザイン画 1929年 ヴァン クリーフ&アーペル アーカイブス ©️Van Cleef & Arpels Archives

本展は、ヴァン クリーフ&アーペルの作品を通して、1925年に開催された「現代装飾美術・産業美術国際博覧会(通称 アール・デコ博覧会)」から100周年を迎えることを祝う展覧会。

歴史的価値が認められた作品からなるヴァン クリーフ&アーペルの「パトリモニー コレクション」と、個人蔵の作品から厳選されたジュエリー、時計、工芸品を約250点、さらにメゾンのアーカイブから約60点の資料を展示している。本館では、1910年代から1930年代にかけて制作されたアール・デコ期の作品を多数展示し、新館では、現在まで継承され続ける「サヴォアフェール(匠の技)」を紹介する。

本展会場の東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)。アールデコの粋が集められた大客室

東京都庭園美術館は1933年に朝香宮邸として建てられた建物を、そのまま美術館として公開。1983年、美術館として新しく生まれかわった。都心の閑静な環境にある本館は、1910年代から30年代にかけてフランスを中心にヨーロッパを席巻したアール・デコ様式を現代に伝えている。

現在も竣工時の建築意匠がほぼ残る当時のアール・デコの時代空間を体感できる建築で、パリのヴァンドーム広場で発祥したハイジュエリーのメゾン、ヴァン クリーフ&アーペルの詩情溢れる名品の数々を通し、芸術潮流が与えた影響を新たに発見する機会となっている。

2025年9月26日 記者内覧会にて 展示風景
撮影: STARRing MAGAZINE

<Information>

永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル — ハイジュエリーが語るアール・デコ
Timeless Art Deco with Van Cleef & Arpels High Jewelry
会期:2025年9月27日(土)〜 2026年1月18日(日)
会場:東京都庭園美術館 ※日時指定予約制

*詳細は、展覧会特設サイト参照
https://art.nikkei.com/timeless-art-deco/

特別協力:ヴァン クリーフ&アーペル
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ

 

photo & text by STARRing MAGAZINE 編集部

 
Next
Next

大阪・関西万博 フランスパビリオンにて開催、オー・ド・フランス地方 来日記者発表会 «RÉGION HAUTS-DE-FRANCE»