公式アンバサダー・城田優にインタビュー! 「松竹ブロードウェイシネマ2025秋」映画館の扉を開けたらそこは2時間の小旅行

 

©Pamela Raith

3作品を観た城田さんが語る! グッときたポイントは?  

*記事内では、物語の内容に一部触れている箇所があります。

『タイタニック』

世界中が涙した、ヒューマンドラマの超大作。監督&演出は、トム・サザーランド。巨匠モーリー・イェストンが奏でる美しく壮大な音楽に、史実に基づいた真実のストーリーが紡がれていくー。

1912 年に起きたタイタニック号の沈没事故。出港から沈没までを描き、船の設計者トーマス・アンドリューズ、船長エドワード・スミス、 船主 J・ブルース・イズメイを中心に、豪華客船に乗り込んだ人々は、それぞれの夢や希望を抱えて旅を始めるが、氷山との衝突によって 運命が大きく変わってしまう...。

『タイタニック』は、映画作品でも有名ですし、ミュージカルを初めてご覧になる方にも入りやすいと思います。モーリー・イェストンさんはミュージカル『ファントム』も手がけていて、僕自身が新しい演出をして携わった作品なので、以前から親交させていただいている世界的に偉大な音楽家です。

ミュージカル版の『タイタニック』は、芝居に歌が添えられているのではなく、人間の儚さ、強さ、脆さといった、作品が含むいろんな意味をモーリーの音楽が担っていると感じました。

冒頭にはタイタニック号を誇らしく説明する様子が豪華で長大な場面として歌われ、その時間が長いほど、後に起こる悲劇との落差に胸を打たれます。絶対に沈まない完璧な船だという確固たる自信、期待や希望が次々に歌われます。

最初と最後では、同じ音楽と歌詞が流れるのに、まったく違う聴こえ方がします。結末が虚しくて胸が締めつけられる切ない気分になるのは、ユニゾンやハーモニーの微妙な変化といった曲の作り方にも表現されていると感じ、作品に流れるモーリーの音楽はやはり非常に素晴らしいと思いました。

タイタニック号がゆっくりと沈むまでは、本来は絶望、困惑といった音楽の表現になりそうなのに、あえて外す感じのモーリーのセンスを感じる曲が奏でられ、ラストはやはり涙を誘います。

『タイタニック』の作品は、人間の心情をドラマとして描いています。でも、モーリーの音楽が悲しい物語だけではなく、人の愚かさを描きながら、次の世代に教訓として繋げて伝えようとする思いが織り込まれていると感じました。

それでも、人類という存在は、捨てたものではないと、僕自身は浄化される気持ちを感じました。モーリーの音楽が痛ましい悲劇を少しでも和らげ、後世に伝える物語にしてくれる魅力を持っていると感じます。ひさしぶりに作品を今回観て、改めて気づかされることがありました。


ミュージカルの内容は幅広く、どの作品もそれぞれの色を持つカラフルな世界で、刺激的で魅力があると語ってくれた城田さん。

“エンタテインメントの王様“とも称される、世界でも巨大なジャンルのミュージカルが、気軽な入口の映画という形で上映される「松竹ブロードウェイシネマ2025秋」。映画館に足を運んで、体験してみては?

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公式アンバサダー・城田優にインタビュー! 「松竹ブロードウェイシネマ2025秋」

第1弾『エニシング・ゴーズ』
第2弾『インディセント』
第3弾『タイタニック』

<Information>

「松竹ブロードウェイシネマ2025秋」
第1弾 10月31日(金)公開『エニシング・ゴーズ
第2弾 11月14日(金)公開『インディセント』
第3弾 11月28日(金)公開『タイタニック』

1週間限定 全国順次限定公開 (※東劇のみ2週間限定)
当日鑑賞料金 3,000円均一
お得な、オンラインムビチケ単券 2,800円 オンラインムビチケ3作品セット券 8,100 円も!

*詳細は公式サイト参照

松竹ブロードウェイシネマ  
https://broadwaycinema.jp/

配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹

 

(城田優)

ヘアメイク Emiy

スタイリスト 黒田領

コート/BODYSONG.(TEENY RANCH)、
その他スタイリスト私物
TEENY RANCH 03-6812-9341
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-24-4 里見ビル2F

text by STARRing MAGAZINE 編集部

interview text by 鈴木陽子(Yoko Suzuki)
CS放送舞台専門局、YSL BEAUTY、カルチャー系雑誌ラグジュアリーメディアのマネージングエディターを経て、エンタテインメント・ザファースト代表・STARRing MAGAZINE 編集長。25ヶ国70都市以上を取材、アーティスト100人以上にインタビュー。

 

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