公式アンバサダー・城田優にインタビュー! 「松竹ブロードウェイシネマ2025秋」映画館の扉を開けたらそこは2時間の小旅行
3作品を観た城田さんが語る! グッときたポイントは?
*記事内では、物語の内容に一部触れている箇所があります。
『インディセント』
ピューリッツァー賞受賞、トニー賞2回ノミネート、アメリカ演劇の殿堂入りを果たした巨匠ポーラ・フォーゲル渾身の原作&脚本
1907年のポーランド。売春宿の娘とその父のもとで働く女性の恋愛を描いた「復讐の神」が生まれた。この歴史的な戯曲を再び舞台に蘇らせるために、演劇の持つ愛と魔法を信じて、芸術家たちは困難に立ち向かっていく。
©Carol Rosegg
全部の場面が印象的で、攻めている作品だと感じました。ミュージカルというよりは音楽劇で、物語の本筋が台詞で動いていきます。
当時、タブーとされた作品の上演に取り憑かれているように見えるほどの造り手が、作家ほか登場人物たちとして現れます。舞台上で、作品の魅力やそこに流れる自分たちのアイデンティティについて、力強い言葉を口々に発します。オリジナルの舞台作品の創作に携わってきた、自分にも刺さりました。
過去の歴史を知らないと難しく、日本人が共感しやすい内容ではないのに、観るほどに魅力が増し、最終的には素晴らしい作品だと僕の中で印象が変わりました。
舞台の中の民族のルーツを作者は持たないのに、あそこまでしっかりと時代背景や誇りを描くのは、並々ならぬ情熱がないとできないと思いました。さらに、エンタテインメントにとどまらず、現代にも通じる問題提起を投げかけられている気がします。喋るのは難しい作品なのに、観れば言葉がどんどん溢れ出し、また疑問が自分に湧き起こり、良い意味で議論をしながらずっと語りたくなる作品です。
この作品はひとつのナンバーが魅力というよりは、マンケとリフケレというユダヤ人女性同士の2人が劇中劇から歌い踊り出し、雨が降る中のシーン丸ごと印象に残り、エンディングまでとにかく凄いと思わせられました。いろんな作品の良さを語ろうとすると、「素晴らしい」の一言に尽きます。
ストーリーの展開も、目から鱗が落ちるような驚きが沢山ありました。登場人物によるイディッシュ語が分からなくても、冒頭から何度となく繰り返される伏線も含めて脳に錯覚を起こさせ、自分の知らない言葉がスッと入ってきて違和感なく分かる演出! 最初から全部が繋がっていて、もう本当にお見事です。
そして、何よりも人間らしさが描かれています。本筋の合間のちょっとした芝居も、とても面白いんです。この『インディセント』には、舞台特有の「生(なま)」の臨場感の魅力が凝縮されていて、その面白さを映画でも楽しめる感覚があります。本当に観ることができて良かった、と思う作品です。
©Pamela Raith
<Information>
「松竹ブロードウェイシネマ2025秋」
第1弾 10月31日(金)公開『エニシング・ゴーズ
第2弾 11月14日(金)公開『インディセント』
第3弾 11月28日(金)公開『タイタニック』
1週間限定 全国順次限定公開 (※東劇のみ2週間限定)
当日鑑賞料金 3,000円均一 
お得な、オンラインムビチケ単券 2,800円 オンラインムビチケ3作品セット券 8,100 円も!
*詳細は公式サイト参照
松竹ブロードウェイシネマ  
https://broadwaycinema.jp/
配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹 
(城田優)
ヘアメイク Emiy
スタイリスト 黒田領
コート/BODYSONG.(TEENY RANCH)、
その他スタイリスト私物
TEENY RANCH 03-6812-9341
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-24-4 里見ビル2F
text by STARRing MAGAZINE 編集部
interview text by 鈴木陽子(Yoko Suzuki)
CS放送舞台専門局、YSL BEAUTY、カルチャー系雑誌ラグジュアリーメディアのマネージングエディターを経て、エンタテインメント・ザファースト代表・STARRing MAGAZINE 編集長。25ヶ国70都市以上を取材、アーティスト100人以上にインタビュー。
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