【レポート】ミュージカル『マタ・ハリ』が開幕! 舞台写真、初日前ゲネプロ公開
柚希礼音
愛希れいか
マタ・ハリ:柚希礼音/愛希れいか(ダブルキャスト)
ラドゥー/アルマン:加藤和樹(回替わり・ダブルキャスト)
ラドゥー:廣瀬友祐(ダブルキャスト)
アルマン:甲斐翔真(ダブルキャスト)
舞台写真 撮影 岡千里
会場:東京建物 Brillia HALL
私は踊るー あなたと夜明けを見るために。
2025年10月1日より開幕のミュージカル『マタ・ハリ』の初日前、囲み会見に引き続き、ゲネプロ(最終舞台稽古)が行われました。
『マタ・ハリ』は、伝説の舞姫“マタ・ハリ”が愛と争いに翻弄される姿を劇的に描く、グランドミュージカル。 音楽を手がけたのは、数々の大ヒットミュージカルで知られる作曲家フランク・ワイルドホーン。当日は、キャスト陣、演出家と共に会見に参加し、ゲネプロを観劇しました。
数多くの観客を魅了してきた本作品は、今回が遂に日本で3度目の上演。美しく壮大な音楽と、登場人物たちの心の動きを繊細に映し出す巧みな演出によるドラマティックな世界観が、約4年ぶりに蘇ります。
ゲネプロ出演のメインキャストは、柚希礼音(マタ・ハリ)、加藤和樹(ラドゥー)、甲斐翔真(アルマン)。上演を重ねてマタ・ハリが踊る姿もさらに魅惑的、なぜ伝説の舞姫マタ・ハリの名で人生を送るようになったのか、人物の造詣にもさらなる深化が感じられます。マタ・ハリをめぐって愛で束縛するラドゥーと、彼女と恋に落ちたばかりの若きアルマンが対峙する楽曲は、これ以上ないほどの熱気と緊迫感。お互いのキャラクター表現や感情の対比が印象的で、どちらも一歩も引かずにドラマティックな音楽の醍醐味が十二分に伝わってきました。
恋人たちが出会ってから一緒に眺める空、激動の時代における戦禍の空、はるか雲の上の何事にも縛られない自由で神の領域に近づくような神聖な空…登場人物の心象風景と一体となり、心の目で客席も本当に見ているかのように、人間や世界に対してさまざまな感情を揺さぶられます。日本では初披露の曲も今回の上演で追加されたので、お楽しみに。今年6月に行われた制作発表会見で歌われた楽曲の数々も、本番を迎えてさらに美しさ、痛ましさ、力強さが純度を増し、胸を打ちます。
再々演で、より一層深みを増した究極の『マタ・ハリ』。詳細は、下記の公式サイトまで。
ミュージカル『マタ・ハリ』
訳詞・翻訳・演出:石丸さち子
作曲:フランク・ワイルドホーン
オリジナル編曲・オーケストレーション:ジェイソン・ハウランド
https://www.umegei.com/matahari2025/
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