【レポート】大阪・関西万博 ポーランドパビリオンにて開催! ミュージカル『マリー・キュリー』取材会
会見時の写真
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博) ポーランドパビリオン
Poland Pavilion EXPO 2025 OSAKA, KANSAI, JAPAN
「ポーランドの空気を肌で感じ、 マリアの偉大さに触れる特別な場に」
昆夏美、星風まどか、演出 鈴木裕美、2025年日本国際博覧会ポーランド政府副代表マルタ・ジェリンスカが登壇!
ミュージカル『マリー・キュリー』
8月25日 取材会レポート *公式提供
本日、EXPO2025 大阪・関西万博 ポーランドパビリオンのコンサートホールにて、10月25日~東京・銀河劇場、11月28日~大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演される、ミュージカル『マリー・キュリー』の合同取材会が開催されました。
マリー・キュリーこと、マリア・スクウォドフスカ=キュリーは、ポーランドが生んだ世界的研究者で、女性として初めてノーベル賞を受賞、且つこれまでで唯一、異なる2分野「化学賞」「物理学賞」の双方を受賞した人物です。
本日の合同取材会は、マリー・キュリー役の昆夏美・星風まどか、演出の鈴木裕美、そして2025年日本国際博覧会ポーランド政府副代表マルタ・ジェリンスカが登壇し、マリー・キュリー、そして故郷・ポーランドに思いをはせた取材会となりました。
黒のワンピースに身を包み、ゆるくまとめたアップヘアという二人のマリー・キュリー(昆夏美・星風まどか) が、「EXPO 2025 大阪・関西万博」ポーランドパビリオンに現れたー。ポーランドが生んだ世界的科学者であり、2度のノーベル賞を受賞したマリア・スクウォドフスカ=キュリーの揺るぎない信念を描いたミュージカル『マリー・キュリー』。2018年に韓国で初演され、多くの演劇賞を受賞。2023年には日本初演が幕を開け、大好評を博した。そして 2025年、キャストを一新しての待望の再演を前に、8月25日(月)、マリー・キュリー役の衣装で臨んだ昆と星風、演出の鈴木裕美、日本国際博覧会ポーランド政府副代表マルタ・ジェリンスカ氏の4名が出席する取材会が、ポーランドパビリオンのコンサートホールで行われた。
取材会前にパビリオンを内覧した昆と星風。昆は「ポーランドのパビリオン内は香りがとても良くて、豊かなポ ーランドの風景に、ちょっと涙が出てくるような気持ちになりました」と話し、星風も「ポーランドという国の素敵さを、私も一歩足を踏み入れた瞬間に、体いっぱいで感じました」と、マリー・キュリーこと、マリア・スクウォドフスカ=キュリーの故郷に思いをはせた。
日本国際博覧会ポーランド政府副代表のマルタ・ジェリンスカ氏は、「マリアは大変な時代に生まれながら、女性でも様々なことを達成できる、ということを証明した方」と、国を代表する偉人について語り、マリー役の昆と星風を見つめて、「こんなキレイなきらめきを持っている方々に演じていただけるのが、本当に嬉しいです」 と喜びを述べた。
本作は Fact(歴史的事実)と Fiction(虚構)を織り交ぜたファクション・ミュージカルとして上演される。初演に引き続き演出を務める鈴木裕美は、「史実を元に、主人公たちに寄り添える物語になっているとは思います」と話す。初演と違い、メインの役をダブルキャストにした2チームで上演することから、チームの違いについて聞かれると、「稽古前に決め込みすぎると、見る力が弱まって、ある枠に追い込もうとしちゃうので、それは避けようと思っています。でも(2チームは)相当違う上演になると思います。やはり今生きている俳優たちの間に、どんな関係性が生まれるかということを注意深く稽古場では見たいです」と、率直な思いをコメント。
明日から稽古に入る昆と星風は、マリーの役作りで大切にしたいことをそれぞれ話した。昆は「私には到底想像がつかないほどの超えなければいけない壁が、ずっとマリーさんの人生にのしかかっている。それを超える信念というか、内なる秘めた強さというものを彼女の核として役作りをしていきたい」と語り、「諦めない」マリーから勇気をもらえるので、そこを踏まえて「精一杯頑張りたい」と意気込む。
星風も「彼女がこうと決めたら最後までやり遂げるという強い信念みたいなものは、私自身も計り知れない。 私もそうなりたい、そうでありたい」と、同じく演じるマリー役の強さに触れ、マリーのように命を削って信念を燃やす女性に、「私自身も憧れを抱き、力をいただきます。そんな風に強く生きたいなって思います」と、彼女の生き様に尊敬の念。さらに「キャストの皆様と本当にたくさんセッションし、ぶつかり合って、『マリー・キュ リー』の中に生きる彼女を精一杯演じていきたいです」としっかり前を見つめる。
鈴木は「私たちはやっぱり“キュリー夫人”という名前で伝記を読んでいたと思うのですが、“誰かの奥さん” ではなくて、個人の名前が(作品の)タイトルになっているということが、ある意味すべてだと思います。彼女は彼女として生きたんだということ、そのタイトルこそが女性たちへの励ましにもなるはず」と話し、「ここにものすごく頑張った女性がいたよ! ということをお目にかけられる思います」と、今の時代にこそ観てほしいとアピールする。
この場は、ポーランドパビリオンの全面協力のもと、ミュージカル『マリー・キュリー』カンパニーとともに企画。当日は、衣装を着た昆と星風を前にしたパビリオンのスタッフからは歓声があがった。マルタ氏は、「マリアさんは人生において、様々な立場で生きてきました。例えば、お母さんとして、妻として、そして科学者として、それぞれの立場における彼女の力を、感じていただければと思います」。
最後に、昆は「パビリオンの皆さんが温かく迎えてくださり、マリアさんがポーランドの皆様に愛され、尊敬され続けているのを肌で感じました。それを今この時代に生きる私たちが国を超えて務めさせていただくという責任を、今日改めて実感。裕美さんもおっしゃってましたが、本当に(2チームで)全く違うものになるのではないかなと、私たち自身も思っています。その違いを楽しみながら、カンパニー一同務めていきたいです」 と、爽やかに述べる。
星風も「ポーランドの空気、マリアさんが思い続けた母国への大切な思いを肌で感じ、マリアさんがポーランドの方々からいかに愛され、そしていかに偉大な方であるかということを本日たくさん吸収し、学ばせていただきました。その感じたことを糧に、精一杯務めてまいりますので、ぜひ2パターンを観に来ていただけた ら嬉しいです!」と、充実の表情を見せた。
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*公演詳細は記事内のデータ欄 公式サイト参照
昆 夏美×星風まどか Wキャストインタビュー!
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