聖なる森と湧水に抱かれる、バリ島のホリスティックウェルネスリゾート コモ シャンバラ エステート COMO Shambhala Estate

— Philosophy of “Holistic Wellness”

聖なる森と清らかな湧水に抱かれた「COMO Shambhala Estate(コモ シャンバラ エステート)」では、ウェルネスは特別なプログラムではなく、滞在そのものに溶け込んでいる。

食事や運動、休息といった要素が自然に調和し、慌ただしい日常から離れながら、本来のリズムを静かに取り戻していく。変化を急ぐのではなく、自分自身の声に耳を傾ける。その穏やかな時間こそが、この場所の豊かさなのかもしれない。

 

聖なる森に佇むウェルネスリゾート
Sanctuary in the Jungle

ウブド近郊の深い森に抱かれたコモ シャンバラ エステートは、アユン川が流れる渓谷沿いに広がるホリスティックウェルネスリゾート。約9ヘクタールの広大な敷地には、レジデンスやスイートをはじめ、スパやヨガパビリオン、プールなどが点在し、豊かな自然とともに過ごす時間が流れている。

地元の村民が数百年にわたり崇敬してきた、The Source(聖なる泉)

この地の象徴ともいえるのが、古くから地域の人々に大切にされてきた湧き水。その水は身体を清め、負のエネルギーを解放する癒しの力を持つ。コモ シャンバラ エステートのウェルネスに活用され、滞在を静かに支えている。渓谷を渡る風や木々のざわめき、川のせせらぎに包まれながら過ごす時間は、この土地ならではの穏やかな空気を感じさせてくれる。

Kedara Water Garden Picnic Lunch
約400段の石段を降りた先に現れる、ケダラ ウォーター ガーデン。水辺の聖域で体験するピクニックランチ

自然に寄り添う環境のなかで、ウェルネスプログラムやトリートメント、食事、そして湧き水とともにある時間が一つの滞在として結びついていく。それぞれの体験を通して、この場所が大切にするホリスティックウェルネスの考え方に触れることができる。

神聖な天然プールで泳ぐひととき


心身を整えるホリスティックウェルネス
Holistic Wellness

Ojas オジャス ウェルネス センターのヨガパビリオン

コモ シャンバラ エステートでは、ウェルネスを単なるトリートメントや運動として捉えていない。専門家によるカウンセリングを起点に、身体の状態やライフスタイルに合わせてアプローチを組み立て、食事や運動、休息、セラピーを総合的に取り入れていく。

東洋のヒーリング療法と現代のウェルネステクノロジーを融合させながら、心と身体のバランスを整えていくのが特徴だ。今回の滞在でも、呼吸法や気功、高気圧酸素療法、マッサージなどを体験しながら、自分自身の状態に向き合う時間を過ごした。

自分を知ることから始まる
Wellness Consultation with Expert

最初に行われるのがウェルネスコンサルテーション。専門家であるドクターとの対話を通じて、生活習慣や体調、ストレスレベルなどを確認し、一人ひとりに合わせたアプローチを提案する。

「COMO Shambhala(コモ シャンバラ)」は、心・身体・精神(mind・body・spirit)のバランスを整えることで健康を捉える、COMOのウェルネスコンセプトである。その思想は、滞在体験の基本となっている。コモ シャンバラ エステートは、世界各地にある「コモ」のホテルやリゾート施設のなかで、その名前を冠した唯一の象徴的なリゾートである。

コモ シャンバラが大切にするのは、目の前の不調だけでなく、その背景にある生活全体を見つめること。ここで得られた気づきが、その後の自身の土台となっていく。

ドクターによるコンサルテーション

科学が支えるリカバリー
Hyperbaric Oxygen Therapy

コモ シャンバラ エステートでは、ヨガや呼吸法、マッサージといった伝統的なウェルネスに加え、先進的なヘルステクノロジーも積極的に取り入れている。そのプログラムの一つが、Hyperbaric Oxygen Therapy(高気圧酸素療法)だ。

高気圧環境のなかで酸素を取り込むことで、体内の酸素供給を高め、回復やコンディショニングをサポートする施術である。医療分野でも活用されている考え方をベースにしながら、ここではウェルネス体験として提供されており、集中力や睡眠、エネルギーレベル、身体のリカバリーなどを総合的に整えることを目的としている。

セッションは専用チェアに座ったまま受けることができ、身体を動かす必要はない。激しい運動やトレーニングを伴わずにコンディションを整えられるため、旅の疲れが残るときや、忙しい日常で心身が消耗しているときにも取り入れやすいプログラムだ。

施術中はただ静かに過ごしているだけにもかかわらず、終了後には頭の中がすっきりと澄んだような感覚があった。身体の軽さというよりも、思考のノイズが静まり、集中力が整ったような印象に近い。自然と眠気を感じるほどの深いリラックス感もあり、森のなかで過ごす穏やかな時間とはまた異なる形で、心身の回復を実感することができた。

呼吸や瞑想、マッサージといった東洋の知恵と、科学的なアプローチによるリカバリー。その両方を組み合わせながら心身のバランスを整えていくことこそ、コモ シャンバラ エステートが掲げるホリスティックウェルネスの特徴である。

深いリラクゼーションへ導く
COMO Shambhala Signature Massage

森を望むトリートメントパビリオン

コモ シャンバラを代表するシグネチャートリートメント。セラピストの確かな手技によって全身の緊張をゆるめながら、心身のバランスを整えていく。

特に印象的だったのは、身体の深部に働きかけるようなアプローチだ。ゆったりとしたリズムで筋肉や筋膜をほぐしながら、滞りがちな巡りを整えていく。単なるリラクゼーションにとどまらず、身体本来の状態へ導いていくような感覚があった。

森に囲まれた自然のなかで受ける施術は、気持ちまで軽くなるような心地よさをもたらしてくれる。この地ならではのホリスティックウェルネスを、身体を通して実感できる時間だった。

呼吸とともに静けさを取り戻す
Breathwork at Yoga Pavilion

ジャングルを見渡すヨガパビリオンで行われた、呼吸法のセッション。渓谷から吹き抜ける風や鳥の声に包まれながら、自分自身の呼吸へ静かに意識を向けていく。

自然に包まれながら呼吸を整える時間

呼吸は日常でも無意識に行っているものだが、あらためて向き合うことで心身の状態が見えてくる。ゆっくりと息を吸い、吐くことを繰り返しているうちに、思考のざわめきが少しずつ静まり、身体の力みも自然とほどけていった。

ドクターからは、自分に特に合っているアクティビティの一つだと勧められたこともあり、今回の滞在のなかでも印象に残った体験となった。壮大な自然のなかで呼吸を整える時間は、心の静けさを取り戻すためのシンプルで豊かな実践でもある。

呼吸と巡りを整える気功
Meridian Stretch Qi Gong

ヨガパビリオンで行われたMeridian Stretch Qi Gongは、呼吸に合わせてゆっくり身体を伸ばし、経絡の流れを整えていく穏やかな気功のクラス。激しく身体を動かすのではなく、伸びやかなストレッチと呼吸を重ねながら、心身の緊張を少しずつ解いていく。

中国伝統医学の考え方を取り入れたこのプログラムでは、身体の巡りを意識しながら筋膜や関節をやさしくほぐしていく。肩や背中を大きく開く動きや、ゆったりとした呼吸を繰り返すうちに、身体だけでなく思考までも軽くなっていくような感覚があった。

周囲には深い森が広がり、鳥の声や風の音が静かに響く。自然と呼吸を合わせるように身体を動かしていると、日常で無意識に抱えていた力みがほどけていく。運動というよりも、自分自身の内側へ意識を向けるための時間に近い。

ヨガや瞑想とも通じる東洋の知恵に触れながら、心身のバランスを穏やかに整えていく。

冷水と向き合う挑戦
Cold Plunge Challenge

10度以下の冷水に身を委ね、覚醒へと導かれるコールドセラピー

「Ojas(オジャス)」のセラピーエリアで行われるCold Plunge Challengeは、呼吸法を取り入れながら冷水浴に挑戦するガイド付きプログラム。まずはインストラクターの指導のもとで呼吸を整え、心身を落ち着かせながら冷水へと向かう。

10度以下の水温は想像以上に刺激的だが、呼吸に意識を向けることで少しずつ順応していく。冷たさに反応する身体や、徐々に慣れていく心の動きを観察する自分自身がいた。

参加者それぞれが目標時間に挑戦するスタイルで、筆者は1分間にチャレンジ。なかには慣れてきて2分以上入っているゲストもいた。

プールから上がった後には、身体の内側から目が覚めるような爽快感と達成感が広がる。単なる冷水浴ではなく、呼吸と意識のコントロールを整えるウェルネス体験だった。

Ojas オジャス ウェルネス センター
コモ シャンバラ エステートが開業20周年を迎えた2025年にリニューアルした、最先端のウェルネス施設。ハイドロセラピープール、ヴィタリティプール、アユン川に近い屋内・屋外トリートメント エリア、ロッククライミングウォール、2つのジム、ピラティススタジオ、2つのヨガの場(パビリオンとバレ)が含まれる

 
 
 
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