Capella Ubud, Bali カペラ ウブド バリ – テントスタイルという未知なる冒険

バリ島の芸能・芸術の中心でもあるウブドにある、「Capella Ubud, Bali(カペラ ウブド バリ)」。デンパサール空港から車で2時間程、ウブドの中心からさらに入り、熱帯雨林で棚田の緑が深いケリキ峡谷の神聖なウォス川沿いにある。

緑に隠されているような秘められた入り口から、まるで冒険のような高揚する気分で進むと、チェックインをする幻想的なキャンプポスト(レセプション)が見えてくる。幻想的な雰囲気であり、これからの稀有な体験の旅の始まりを予感させた。

夜のキャンプポスト(レセプション)*チェックインは15:00から

ここは、まごうことなく、ウルトララグジュアリーな滞在地である。「No.1 Best Hotel Brand in the World」「Travel + Leisure World’s Best Awards 2023」を始め、世界的なトラベルアワードをいくつも取っている宿泊リゾートだ。しかし、ラグジュアリーという言葉で端的に語れないほどの不思議な魅力に満ちている。人間の本能的な野生の悦びを呼び起こし、想像力を刺激し、感覚が研ぎ澄まされるようだ。

 

幻想的なコロニアルスタイルの「テント」に滞在

コンセプトは、冒険の精神。著名な建築家のビル・ベンスリーが、1800年代初頭のヨーロピアンの開拓時代にインスピレーションを得て、ファンタジックなコロニアルスタイルを実現させた。全23部屋は「テント」と呼ばれ、22の1ベッドルームテントと1つの2ベッドルームロッジがある。すべてプライベートプール付きだ。

「The Librarian's Tent」には古文書や書籍、写真が飾られている

テントの門を開けて吊り橋を渡って部屋へ

天蓋付きのベッドルーム

動物がモチーフのインテリアも豪奢。時代的でユニークなバスタブやトイレ

部屋には、ウェルカムダッフルバッグが置かれ、日焼け止めクリームや虫除けなどの“サバイバルキット”が入っている。敷地内はわざと道を舗装せず、探検隊風の帽子やハイキングに使うようなステッキも用意されており、開拓時代の冒険を思わせる。

部屋着

ウェルカムダッフルバッグ

クーラーボックスを思わせるミニバー

キャンプ風のカトラリーやコーヒーセット

テントごとにコンセプトが異なり、厳選された貴重なアンティークの芸術品、書籍、絵画、家具などが飾られている。まるで昔にタイムスリップしたような、驚きに満ち溢れている。ここでは滞在自体が、壮大でグラマラスなキャンプ体験なのである。

テントでのんびり森を眺めながら、テラスでインダイニングもできる


サンスクリット語で「火の魂」という名のダイニング、「Api Jiwa」

「Api Jiwa(アピ ジワ)」は、サンスクリット語で「火の魂」という名。創作意欲溢れるシェフが作るオープンキッチンをカウンターで囲み、ドレスコードは何もない気軽さ。炉端焼きの雰囲気もあり、日本の料理にも影響を受けており、現地の伝統料理から斬新なスタイルまで魅力的に演出したアジアンバーベキューをメインに提供する。「OMAKASE EXPERIENCE」として、シェフの“おまかせ”メニューが用意される、10品のコース料理だ。話に興じながら食事を愉しむ、親密な雰囲気が心地よい。


The Camp Fire ノスタルジックなキャンプファイア

食後は、野外のキャンプファイアを体験。暗闇の星空の下で、当時の無声映画を観ながらホットチョコレートを飲み、昔のバリに思いを馳せる。


スパイス商人の名前を冠した「Mads Lange」で森を見ながら朝食を

毎日の朝食は、「Mads Lange(マッズ ラング)」でいただける。中2階のあるテント式のダイニングで、「白人のバリ王」と呼ばれ、バリに平和を築いたともいわれるデンマーク人スパイス商人のマッズ・ヨハネス・ラングにちなんで名付けられている。彼についての読み物が滞在中のテントにさりげなく置かれていて、知的好奇心を呼び起こす。

メニューは、キャンプスタイルのボリュームあるブレックファスト他、インドネシアスタイル、多国籍料理もある。焼きたてのパン、地元の果物を使ったインドネシアンフルーツや、栄養価の高いスーパーフルーツのスムージーも美味しい。風通しが良く気持ちのいい、オールデイダイニングだ。

 

優雅なリビングルーム「The Officers Tent」

リビングルームは、宿泊者専用のラウンジで「The Officers Tent」と呼ばれる。モーニングコーヒーや、午後にサーブされるアフタヌーンティー、夕方以降はイヴニングカクテルとカナッペが提供される。書籍や雑誌、ビリヤードやボードゲームも用意され、憩いの場所である。実際のコロニアル時代の写真が飾られている。

 

甘美なアドベンチャーが旅人を待っている

滞在する「テント」にテレビはない。昼夜を問わず、都会ではめったに聴かない音が聞こえて、森に生息する生き物たちの自然音に癒される。カッコウと鳴く声や、キツツキのようにリズミカルに叩く音を思わせるような声など、姿は見えずにテント内が快適に過ごせて適宜な軽やかさで聴こえるのにも、アドベンチャー&ラグジュアリーを感じる。ここは季節や場所、時空をも超えた、幻想的な雰囲気に満ちている。

可能な限り、長めの滞在がおすすめ。一味違った、甘美なアドベンチャーが旅人を待っている。

The Cistern,(ザ・シスターン)は緑に囲まれた120m²の屋外プール。メンテナンスを経て2024年初めに再オープン予定

 

<Information>

Capella Ubud, Bali カペラ ウブド バリ
https://capellahotels.com/en/capella-ubud
Jalan Raya Dalem, Desa Keliki, Tegallalang, Gianyar,
Bali Indonesia 80561

*インドネシアに関する地震や自然災害の最新状況は、国の渡航関連情報を参照ください。

3泊以上の宿泊のゲストには空港往復送迎。詳細は予約時にレセプションまで

写真協力 Courtesy of Capella Ubud, Bali

photo & text by 鈴木陽子(Yoko Suzuki)
CS放送舞台専門局、YSL BEAUTY、カルチャー系雑誌ラグジュアリーメディアのマネージングエディターを経て、エンタテインメント・ザファースト代表・STARRing MAGAZINE 編集長。25ヶ国70都市以上を取材、アーティスト100人以上にインタビュー。

 
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