新妻聖子、蘭寿とむが“ファッショニスタで世紀の悪女”に! ミュージカル『 1 0 1 ダルメシアンズ』制作発表記者会見レポート
ミュージカル『 1 0 1 ダルメシアンズ』が、今年の秋に日本初演を迎える。2022年にロンドンで初演され、その後の英国ツアーや3,000席超の大型劇場での上演を経て、話題を集める同作品。この最新作の日本上陸を前に、8月28日に都内で制作発表記者会見が行われた。
日本版の訳詞・翻訳・演出を手がけるのは、『マタ・ハリ』ほか数々の名作を手がけてきた石丸さち子。主演のクルエラ・ド・ヴィル役には新妻聖子と蘭寿とむがWキャストで挑む。
石丸は「クルエラは、もう最高のヴィラン。日本版はよりカッコよく、よりロンドンのファッション界のトップランナーとして、欲望に忠実に生きて美しくなる女を、このお二方が演じてくださいます」とコメント。
見どころのひとつが、英国クリエイティブチーム監修による高度なパペット技術だ。会見では、ロンドンから来日中の英国最高峰のパペットクリエイター/パペットディレクターのジミー・グライムスらによる、パペットパフォーマンスが披露された。ジミー・グライムスは稽古場でキャストと対面したことで期待が高まっていると語り、ロンドン公演で得た経験と知識を持って日本の新しいキャストと新しいプロダクションを作ることへの喜びを述べた。パペットに命を吹き込む上で重要なのは「呼吸(ブレス)」と「目線(フォーカス)」だと説明。目線の変化が思考を、思考が動機を、動機がアクションを生むと語った。
クルエラ・ド・ヴィル役の新妻聖子と蘭寿とむは、2人で楽曲「アニマルラバー」を歌唱披露。本公演では1人で歌う楽曲だが、この日はソロとデュエットを織り交ぜた特別バージョンを、音楽監督・桑原まこのピアノ伴奏で、迫力とともにカッコよく歌い上げた。
会見では、新妻が「悪い役でいなきゃいけないのに、自分が出ていないシーンで泣いてしまった」と、前日に行われた初の本読みの様子を明かした。「これは家族の物語。誰もが持っている心の中の温かい場所に触れられ、絶対に泣いてしまうと思う」と作品の魅力を語り、「観客の皆さんと共に楽しい時間を過ごせたら」とコメントした。蘭寿は「石丸さんから、規格外の大きさの女、思いの強い女を演じてほしいと言っていただき、究極の美を追求する世紀の悪役を作り込みたい」と役作りへの意欲を述べた。
楽曲については、蘭寿が「聴いていると、カッコよくて素敵でハートフルだが、歌うのは実はとても難しい」とし、隣で軽々と歌う新妻を素晴らしいと語る場面も。一方、新妻は低音の響きが魅力的な楽曲を歌う蘭寿の歌声を「色っぽくてゾクゾクしながら聴いている」と褒め、お互いへのリスペクトがうかがえた。
本作品は、東京・日生劇場(10月13日〜29日)、大阪・梅田芸術劇場メインホール(11月7日〜15日)で上演される。
ミュージカル『 1 0 1 ダルメシアンズ』