華優希が舞台『キングダム』に河了貂役で出演!(前編)

動乱の春秋戦国時代を描く国民的大人気コミックを初の舞台化!

綺羅星のごとく、各界の人気者が出演する舞台『キングダム』。作品の多種多様で魅力的なキャラクターを演じる、舞台、テレビ、アニメ…と様々な分野で活躍する俳優陣が、大きな話題となっている。

鳥を模した不思議な蓑をかぶり、主人公の信(しん)と行動を共にする河了貂(かりょうてん)役で出演するのは、宝塚歌劇団出身で花組トップ娘役を務めた華優希(はな ゆうき)。大作『キングダム』に挑む心境、宝塚歌劇団を卒業後の現在の思いを前編・後編でインタビューした。


『キングダム』の仲間愛


原作コミックの大ファンだそうですね。

宝塚歌劇団の在団中から、『キングダム』を読んでいました。熱くて、私自身も夢を見させてもらいました。舞台化されることへの期待と驚き、そして出演させて頂けるという二重の喜びを感じています。

しかも、河了貂という大きな役ですね。

「私が、河了貂!?」となりました。もの凄く大好きな作品なので、嬉しいながらも大変緊張しております。

作品を読んだきっかけは?

下級生のときに宝塚時代の同期から勧められて、読み始めました。『金色(こんじき)の砂漠』という舞台をしている時期に、コミックを一気に借りてきて読んでいました。

テーマが仲間。とても熱い話ですが、読んだときはご自身も力をもらいましたか?

本当に力づけられました。読んだ当時は、主人公の信(しん)が、下僕の男の子から天下の大将軍になるんだ、という不可能に思えるところから夢を目指していくところに大変励まされていました。

宝塚を卒業した今、改めて出演が決まって読み返すと、こんなにも仲間の思いを背負う物語だったのだ、ということに気づかされました。

一人では出せなかった力が、仲間と一緒に舞台に立つからこそ出せたり、たくさんの方の思いを受け継いで頑張ることができたり…私自身、今までに、何度もそのような瞬間を経験させて頂いたな、と。一緒に進んでいくからこそ、より力が湧く。もう泣いてしまって、号泣しながら何度も読み返しました。

再びお読みになって、ご自身が演じる河了貂の印象は変わりましたか?

舞台では描かれない部分かもしれませんが、キャラクターの持つ可愛らしい印象だけではない、自分も信たちと一緒に高みに行きたいという前進力、頭の良さがあるのでは、と改めて思いました。ストーリーが進み軍師になってからの真っ直ぐな強さや揺るぎない誠意、優しさ、それが河了貂にしかない正義だと感じました。そういう部分が河了貂の軸にあるかもしれない、というのが、自分が役をさせて頂くにあたって、読み返したときの印象です。

宝塚時代には、様々な性別や年齢、境遇の役を演じさせていただきました。そのどれとも違うキャラクターですが、過去に身につけたものも生かしつつ、河了貂という唯一無二の役にも新たに挑戦していきたいなと思います。

 

舞台『キングダム』の共演者について

今回の舞台は、豪華な共演者ですね。

凄く豪華ですよね! 声優の方、ミュージカル界で活躍されている俳優の方など、それぞれの世界で活躍されている方々が集まっているので、良い意味で化学反応が起きるのでは、と思っています。自分自身も、皆さんからたくさんのことを学びたいです。

華さんと同じく宝塚歌劇団出身の美弥るりかさんが、ご出演されます。

「美弥さんとご一緒できるんだ、同じ舞台に立てるんだ!」と、とても嬉しく思いました。私は宝塚歌劇団に100期生で入団して初舞台が『花詩集』という作品で、そのとき美弥さんはスターで遠くにいらっしゃった方だったので、本当に夢のようです。

美弥さん、華さんのお二人とも、役柄がぴったりだと沸いています(笑)。美弥さんの楊端和(ようたんわ)役は、どう思いますか

美弥さんご自身の魅力でもある、妖艶な美しさが楊端和の魅力と重なって、本当にぴったりだと思いました。

同じ舞台に立つ、初舞台以来の美弥さんの印象は?

宝塚時代は、公演を観にいらしてくださった際にはお声をかけてくださって、学年もかなり離れているのにとてもお優しくして頂いたのが胸に残っています。

舞台上で演技を共に交わす、共演は初めてですか?

初めてです! 舞台でご一緒できるのが、とても楽しみです。楊端和は山の民の女王で、私の演じる河了貂は山の民の一族、梟鳴(きゅうめい)の末裔なんです。元々は、山の民の女王の楊端和に滅ぼされた一族という関係です。

帝国劇場は、お二人とも初めてだそうですね。

今から、とってもどきどきしています。

ダブルキャストで信(しん)役を演じる、お二人それぞれの印象はいかがですか。

勉強のためにジャンルを問わずいろいろな舞台を拝見させて頂くのですが、三浦宏規(みうら ひろき)さんの舞台も、以前から沢山拝見していました。役によって、毎回本当にいろいろなお顔をされるので、共演できるのがすごく嬉しいですし、とても光栄です。

在団中は宝塚一色でしたが、卒業後は時間が許す限りいろんな舞台を観劇しています。素敵な役者さんが本当に多くいらっしゃって、勉強になります。

高野洸(たかの あきら)さんは、ティザー(予告映像)を見たときに「信がいる!」と思いました。まだお稽古にも入っていない段階で、「俺は大将軍になる男だ!!」と眼が言っている、と衝撃を受けました。凄い役者さんだな、と思いました。

ティザーPV(予告映像)で、河了貂役への指示はありましたか。

皆んなが格好よくキメているけれど、河了貂はちょっとおとぼけてほしい、みたいな要望を頂きました。河了貂といえば、というポーズをいくつか候補を頂いて試してみた中で、採用されたポーズです。出来て嬉しかったです。

 

舞台に向けて準備


アクションはいかがでしょう。何か舞台に向けての準備や心構えはありますか。

河了貂は、剣を抜くというより、きっと走るんだろうな、と思って、走り込んでいます(笑)。走るのは苦ではないので、週に何回か実践しています。長いときは、1時間位。走ることに慣れておこう、と思い、体力作りも兼ねて走っています。

 

<Information>

舞台『キングダム』

期間:2023年2月5日(日)~2月27日(月)
会場:帝国劇場

一般前売開始:2022年12月3日(土)  
問い合わせ:03-3201-7777(東宝テレザーブ)

【キャスト】

信:三浦宏規/高野 洸
嬴政・漂:小関裕太/牧島 輝
河了貂:川島海荷/華 優希
楊端和:梅澤美波(乃木坂46)/美弥るりか
壁:有澤樟太郎/梶裕貴 (東京公演のみ)
成蟜:鈴木大河(IMPACTors/ジャニーズJr.) (東京公演のみ)/神里優希
左慈:早乙女友貴 (東京・大阪・福岡公演のみ)
バジオウ:元木聖也
紫夏:朴 璐美/石川由依
昌文君:小西遼生
王騎:山口祐一郎

キャストスケジュール、料金、ほか詳細は公式サイトまで。
https://www.tohostage.com/kingdom/

3月大阪・梅田芸術劇場メインホール
4月福岡・博多座
5月札幌・札幌文化芸術劇場 hitaru

【スタッフ】
原作:「キングダム」原泰久(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
脚本:藤沢文翁
演出:山田和也
音楽:KOHTA YAMAMOTO
製作:東宝

公式Twitter @kingdom_stage

 

ヘアメイク:尾曲いずみ スタイリスト:杉山朱美

photo by 山崎あゆみ(Ayumi Yamazaki) http://ayumiyamazaki.com/
東京を拠点に建築、旅、人物と幅広いジャンルを撮影。

text by 鈴木陽子(Yoko Suzuki)
CS放送舞台専門局、YSL BEAUTY、カルチャー系雑誌ラグジュアリーメディアのマネージングエディターを経て、エンタテインメント・ザファースト代表・STARRing MAGAZINE編集長。25ヶ国70都市以上を取材、アーティスト100人以上にインタビュー。

 
 
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